「お寺で！仏前で！結婚式？！」 　　　　　　　と、不思議に思われた方も多いことでしょう。 　　　　　　　　　　　　　とかく日本人は 　　　 『生まれた時はお宮参り、結婚式は教会で、お葬式はお寺。』 　　　　　　 　が当たり前と思いこんでいる節があります。 　　　　　　世界で唯一の、とても宗教オンチな国民なのです。 　 ともかくも「我が家の宗教は仏教」との思いだけはあると思いますが…。 　　　　　　　　日本古来の楽器『雅楽』の音色のもとで 　　　　　　（築地本願寺ではパイプオルガン演奏が入ります） 　　　　　　　　　　 阿弥陀仏と向かいあいます。 　　　　　　　　「掛け替えのない出会いをしたからこそ。 　　　　また、終わりが来る出会いだからこそ、大切にしていこう」と。 　　　　　　　ただ「幸せだなぁ」と有頂天になるだけではなく、 　　　　　（有頂天とは、後は落ちるだけという意味だそうです…） 　　　　　　　　　　　しっかりと現実に目を見開いて、 　　　　　　　　　　大切なものを見失わないようにする。 　　　　　　　　　　　　そんな厳かな式なのです。

　　　　　　　　
目次へ　　　　　　次へ