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千葉県での足跡 ３ ～野田 長命寺～
櫻木神社から西500mの所に長命寺があります。
長命寺は親鸞聖人のお弟子西念が開基です。
西念は俗名を井上貞親と言い信濃国の人でした。父満実が戦死したことにより世の無常を感じ、越後国府に滞在中の聖人を訪ね、お弟子となりました。
西念は、聖人が関東へお越しの際も同行しました。
1220(承久2)年、西念の妹が野田櫻木神社の神主高梨家に嫁いでいた関係で、聖人は西念と一緒にこの地を訪れ、西念に西念寺を建てさせました。
1288(正応元)年、聖人の孫であり本願寺第三代覚如上人が東国御旧跡巡回に訪れた折、107歳の西念は聖人との思い出を語ったと言うことです。
覚如上人は西念に「長名寺」という寺号を授け、今に至ります。
西念は翌年108歳にて往生しました。
しかし1335年、戦火により焼失。長くこの地を離れたと言うことです。
上の写真の太子堂は、1801(享和元)年に再建されました。堂内には聖人作と伝わる聖徳太子16歳の姿の像が安置されています。
所在地 長命寺
千葉県野田市上花輪1358
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