第２話によせて
怪獣「ヒトノセイヨン」、どこかで見たことありませんか？
私たちは、「自分は正しい」という思いを持っています。その思いがないと、生きていくのが辛くなるばかりなので、ある程度はしかたないものかもしれません。
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ですがその思いが強くなりすぎると、棚あげ子さんのように、都合の悪いことは「すべて人のせい」という、何ともこっけいで恥ずかしい姿になってしまいます。
自分が中心にいて、自分の価値観ですべてのものをはかることを、仏教では「我執（がしゅう）」と言います。我にとらわれている姿です。
残念ながら、その姿を自分で見ることは難しい…。自分の顔を自分の目で見ることができないようなものです。その姿を見ることができるものとは？それが鏡です。
仏さまの教えとは、自分の姿を見る「鏡」のようなものでもあります。その鏡に映った私の姿は？怪獣「ヒトノセイヨン」ではありませんか？
怪獣は次から次へとあらわれます。アミダーマンの戦いは終わりがないのです。
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