第16話によせて
ものごとには複数の側面があります。例えば、漫画に出てきた「象」で考えてみましょう。
象と聞くと、どんなイメージがありますか？
「象さん」は、可愛くて優しい印象ですね。キャラクターとしても人気です。しかし野生の象は気性が荒く、年間500人以上が象に襲われ亡くなっているとも言われます。象は危険生物なのです。
反対に、象の唯一の天敵は人間です。象牙目的の乱獲で、生息頭数は激減しています。その観点から、象は保護対象です。
私がものごとを判断する時には、必ずいずれかの立場に立っています。
「可愛い象さんなのか」。
「危険な象なのか」。
「可哀想な象なのか」。
他にももっとあるでしょう
そうです。私が思うことと、他の人が思うことは違うのです。
（自分にとって） 良いことも
（自分の基準で） 押しつけたなら
（全体にとって） 悪いこと
byアミダーマン
自分が常に正しいと思うのが凡夫。でも当てにならないものを判断基準としているのも凡夫。そのあやうさをアミダーマンは気づかせてくれます。
|
髙林寺メニューへ