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第20話によせて
大変です！ アミダーマンの「さとし」によって人間に戻った怪獣が、再び怪獣化しました。ここまでの話は何だったのでしょう！？！？
        
    
怪獣化とは、全ての人間が持つ無明（煩悩）が暴走したすがたです。
アミダーマンは智慧と慈悲によって怪獣をさとします。それにより「我が身かわいさ（我執）」のすがたに気付かされ人間の姿に戻っても、再び怪獣化してしまう…。
それは人間とは、生まれた瞬間から命終えるその時まで、我執（ガシュー）とともに生きているからなのです。
どんなにいい人ぶって生きていても、一皮剥けば心の中は、自分が一番大事。
自分にとって心地良いものだけを求め、不快なものは遠ざけたい。自分にとって都合がいい人とは仲良くし、都合が悪い人は排除する。思い通りに行かないと怒りをなし怨みを抱く。
それが私。偽らざるお互いの姿です。
この人生は思い通りにならないことの集合体です。私の都合が通ることの方が少ない。だからこそ、私もいつ怪獣化するかわかりません。今この瞬間が怪獣化した姿かもしれません。
そんな私をアミダーマンは、いつでもどこでも私を見ていてくれる。ともにあってくれる。それは「今ここの私」を救う為です。まるで阿弥陀様みたいですね。
生老病死に四苦八苦
迷える命を救わんと
心の闇を照らします
いつでもどこでもアミダーマン
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