親鸞聖人縁の考順寺は、真宗大谷派の寺院です。
大変立派な伽藍と庭は、千町歩の地主といわれた豪農、斉藤家の邸宅でした。
赦免後の聖人が越後各地を歩かれていたとき、保田に住む女性と出会い、お念仏のみ教えを伝えられました。
あるとき、その女性が聖人に焼き栗を差し出しました。すると聖人は、この焼き栗を蒔いて阿弥陀如来のみ教えをお取り次ぎしたところ、その栗から芽が出て、１年に３度も実るようになったということです。
村人はそこに草庵を構え、聖人から頂いた南無阿弥陀仏のお名号を安置しました。
草庵はやがて「専念寺」となりました。
以降、移転と寺号改訂を重ね現在地にて「考順寺」となりました。
「保田の三度栗」は、越後七不思議の一つに数えられています。
所在地 考順寺
新潟県阿賀野市保田4626-1
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