関東を精力的に歩かれた親鸞聖人。
茨城県に隣接する千葉県北端の野田市は、利根川や江戸川を使った水運によって発展した町です。
聖人も各地を廻られる折、この地を通りました。
櫻木神社は平安朝の851(仁寿元)年に開設された由緒ある社です。
1220(承久2)年、お弟子西念の妹が当社の宮司へ嫁いでいた関係で聖人は共に訪れ、宮司宅に逗留しました。
そして菩提樹を植え、聖徳太子尊像を自彫し授けたそうです。
かつて神仏習合の時代には境内に観音堂があり、そこに安置してありました。
江戸時代には聖人を偲んでの御旧跡参拝が盛んになり、櫻木神社も多くの参拝者で賑わったそうです。
所在地 櫻木神社
千葉県野田市桜台210
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