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理想の仏教を求めて ～聖徳太子 法隆寺～
比叡山での学問修業を順調に修め、将来を嘱望されていた
１９歳の繁宴（親鸞聖人）。
しかし繁宴は、比叡山を代表とする当寺の仏教に限界を
感じていました。
「出家も在家も、全ての人が救われる仏教のあり方とは…」。
繁宴は、その理想的な仏教のあり方を、聖徳太子に求め
ました。
太子は、仏教をもって国作りをした人。
そして、在家の生活を送る中に、仏教を宗として生きる姿。
繁宴は、お師匠様に法隆寺への参詣許可を求め、
1191（建久２）年９月、法隆寺を参拝しました。
聖徳太子ゆかりの法隆寺。
「仏教の理想的なありかたとは？」
「僧侶としてどの様な歩みをすべきなのだろうか？」
若き繁宴は、太子の胸を借りて存分に、思いを馳せた
ことでしょう。
所在地 法隆寺 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内１－１
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