岩のドーム
636年、イスラム帝国軍によってエルサレムは占領され、ローマ帝国による支配は終わりました。
そして692年、征服の証としてエルサレム神殿を破壊した跡地に、岩のドームが完成しました。
預言者として、神アッラーの言葉を人々に受け伝えたムハンマド（マホメット）。
神はモーセ、イエス、そしてムハンマドに、その使命を課せたのでした。
ムハンマドは神の意志により、一夜のうちにメッカからエルサレム神殿までの旅をし、天使ガブリエルに伴われ神殿上の岩から昇天し、神の御前に至ったとされています。
アル＝アクサー・モスク
その昇天の場所に岩のドームは築かれました。またアル＝アクサー・モスク（銀のドーム）も並び建っています。
聖墳墓教会を望む
征服とは拠り所となる文化を破壊し、自らの色に染めることでもあります。やられた者はその痛みを決して忘れません。それが「嘆きの壁」へのユダヤ教徒の行為となって今も続いているのです。
残念ながら人類は、その行為を繰り返して来ました。それは地球の裏の出来事だけではありません。大戦中の日本人も同じでした。
そして文化の破壊は、世界中で形を変えて現在も続いています。そう、グローバル化という名を以て。
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