東京ドームから北西に約1km。小石川植物園にも程近い閑静な住宅街に、真宗大谷派善仁寺はあります。
善仁寺は969(安和2)年の創建と伝わっています。当初は真言宗福住院(ふくじゅいん)でした。
ある時、親鸞聖人は性信房を伴って布教の折、休憩のために福住院へ御立ち寄りになりました。
聖人は水をご希望でしたが、この地は高台につき清水がありませんでした。
そこで聖人は、持参の杖で地を叩くと、そこから清水が湧き出てきたと言うことです。
その水は大変甘く「極楽水」と呼ばれるようになりました。
向かいのマンションの極楽水井戸解説板
当時の福住院住職は、聖人からお念仏のみ教えを深く頂戴され、お弟子釋賢徴となり、浄土真宗に帰依、寺号を善仁寺と改めたそうです。
現在も井戸として「極楽水」はのこり、善仁寺境内と向かいのマンション敷地内にあります。
所在地 善仁寺
東京都文京区小石川4-13-19
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