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美濃国にて４ ～関ヶ原 聖蓮寺～
中山道を西へと歩みを進める親鸞聖人一行。
関ヶ原を越え、聖蓮寺に立ち寄られたのは、
1235(嘉禎元)年のことでした。
聖蓮寺は、弘仁(810～824)年間に弘法大師
の弟子浄信法印が建立した古刹です。
当初は真言宗であり、無量寿院という寺号
でした。
聖人一行は、当地にて３７日間逗留しました。
住職の真養法印を始め集った人々は、
聖人の懇ろなるお取り次ぎに出遇われて、
お念仏の救いを尊く戴かれ、帰依されました。
以降「聖蓮寺」と改称、真宗寺院となりました。
聖人は御出立の折阿弥陀如来を残され、
今も寺宝として伝わっています。
また聖人は、食した梅干しの種を
「末代女人浄土往生の証しに、
一花八果の梅になるべし」
と植えられました。
現在も花から４～８個の実がなる「八房の梅」
として、古の出遇いの奇跡を今も伝え続けて
います。
所在地 聖蓮寺 岐阜県関ケ原町今須2367
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